ちーちゃんは生きていることに疲れ、何をしていいのかも分からず、床に伏せ、ぼーっとしていました。
じわりと涙がでて、ついに一粒の雫になって溢れ出ました。
その雫の中には、海と山と空がありました。人の全てがあり、宇宙でもありました。
ちーちゃんはそれに安堵を感じました。
全てを内包したその雫が、山である鼻を越え、湖である目を越え、茂みであるまつ毛を越え、大地の床にこぼれ落ちた時、ちーちゃんは何故涙が流れたのか考えようとしましたが、頭が働きませんでした。
床に伏せていることにもすっかり飽きたので、ゴロンを起き上がり、お絵描きをはじめました。
お絵描きをしていたら、お隣に住むいおりくんが遊びにきたので、いおりくんとちょっとだけ遊んでやろうと思ったちーちゃんは、ぴゃっと外に出ていってしまいましたとさ。